休憩をはさんで(笑)トータル5時間に及んだ話し合いの決着がつきました。
「どう思っているのか本音を聞かせてほしい」という私に対して
”できる限りのことはする”
”君を怒らせないようにする”
”自立した人間になる”
などなど全く見当違いなことばかり並べる彼。
とにかくなんとかこの場からエスケープしたいのがみえみえですが
逃がしません。笑
「同じ道を行くか、違う道を行くか選択肢は2つしかないの。
別れないならお互いの違いを受け入れて、時には妥協も必要。
そのためには相手が何を思っているか知らないと始まらないけど、
さっきから言ってることはあなたの本心じゃないよね。」と詰める私。鬼か。
また沈黙が続き、ようやく本音が。
”僕の精神状態がこうなったのはすべて君とのことが原因じゃない。
今までは毎年故郷に帰っていたのにそれができなくなって、
家族のそばにいられないことに罪悪感を覚えている。”
彼にはお姉さんがいますがヨーロッパ圏の他国に移住していて、しかも母親と折り合いが悪いらしく、故郷にいる高齢の両親の面倒はオーストラリアにいる彼がほぼ見ています。(仕送り、電話ほぼ毎日、必要な物資の発送など)
これを聞いて私の頭に浮かんだことはひとつでした。
「家族に会うことがいま一番したいことなの?だったらテレビ電話するといいよ。私も最初はテレビ電話なんて恥ずかしいと思ってたけど、近くにいる感じがするし、顔をみるだけでもだいぶ気持ちが違うよ。小さいことかもしれないけど一つ一つ心の引っ掛かりをとっていこう。」と言ってみたら
”じゃあ次はそうしてみる”と以外にも素直な返事が。
「あとはとにかくなるべく早く病院に行ってほしい。精神的にも肉体的にも、健康であることが一番大事だから後回しにしないで。」とお願いしました。
だんだんカウンセリングしている気分になってきたのですが(笑)
もう負の感情を引きずるのは嫌だったので、シメの一言。
「今日のことはなかったことにして忘れるんじゃなくて、ちゃんと受け入れて、またご飯を一緒に食べて、よく寝て、買い物に行って、おしゃべりして、日常に戻っていこう。できるよね?(怖)」
”…うん。”
そしてハグして和解は成立しました。
やはり言語や文化の違いの壁は難しいものがありますが、
今回の件は今後避けては通れない問題と向き合ういい経験になりました。